【高54/55期】学校再訪 2025/05/20
長い人生の中で、たった3年間しか過ごさなかった高校時代が、なぜこんなにも心に残っているのか、不思議に思う。
2025年5月11日、共に過ごした陸上部の54期と55期で食事会をする前に、有志5名で母校を訪問した。牧陵会の前会長・池田氏が案内してくださった。
新体育館は巨大で立派だった。南館すら知らない私たちは、母校のはずなのに、新体育館の前で完全に方向感覚を失っていた。



一方で、生徒会館(部室棟)は私たちにとって変わらず懐かしく、相変わらずの運動部らしい室内の様相に安心した。
また、食堂も私たちには変わっていないように感じた。しかし池田氏にとっては、現在の食堂は「移転された食堂」だという。私たちは、食堂が移転していたことすら知らず、衝撃を受けた。
池田氏は、解体予定の体育館も「私にとっては新体育館」と笑いながら話していた。その言葉に、はっとさせられた。
「新」と「旧」は、相対的であり、きわめて個人的なものなのだと改めて実感した。
いつの日か、新体育館を「新」とは思っていない卒業生に向かって、「私にとっては新体育館」と、池田氏のようにニコニコ笑いながら話してみたいと思った。
2025/5/19
記事作成者・投稿者 三田有馬 (高校55期)