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【高27期】能登半島大震災復興を願って現地から 2024/1/26

27期

 母校の創立100周年おめでとうございます。
 元旦の16時10分に発生した能登半島大震災ではご存じの通り甚大な被害が出ていますが、幸いにも七尾に住む私と家族、家も無事でいます。たび重なる余震に常に津波避難に備える毎日で、断水も続き4月以降の復旧見込みです。井戸のあるご近所から生活用水を毎日運び、風呂は週2回富山の高岡まで行っています。奥能登は壊滅的状況で、大陸・日本海交易で栄えた文化史跡、世界農業遺産を代表する白米千枚田、5大杜氏発祥の醸造文化を持つ14の酒蔵、輪島塗を筆頭にした伝統工芸工房、いずれも崩壊し、分厚い能登文化が存亡の危機です。復興には長い時間と全国の支援が必要です。皆さま、どうか長く見守って下さい。国主導で旅行割等による復興支援も始まるようですので、ぜひ石川県・富山県・新潟県上越へのアンテナを高くしていただき、インフラ回復状況を見ながら、他にはない優れた地場工芸品や絶品の日本海魚介と地酒の味覚・温泉などを楽しんで応援していただけると嬉しいです。

掲載年月日 2024年1月26日
記事作成者 野間仁(高校27期)
掲載責任者 池田加津男(高校21期)